中日ドラゴンズが自由契約なっていた元読売巨人軍の中田翔選手の獲得を発表しました。
中田翔選手は、日本ハム時代に同僚選手への暴力事件により試合出場停止の処分を受け、その後読売巨人軍への無償トレードされていました。
www.news-postseven.comより
中田翔の不祥事とは。
中田翔選手は2021年8月4日、エキシビションマッチ・対DeNA戦の開始前に同僚選手1名に対してベンチ裏で暴力行為を行っていたことが判明し、一軍、二軍全ての試合の出場停止処分を受けました。
この件に関し、日本ハムは被害選手に落ち度はなく、中田が突発的に腹を立てて手を出したものであること、被害選手が受けた暴力はプレーに支障がない程度であることが記者会見で発表されました。被害選手がこの件を大事にしたくないとの意向である事、中田選手本人が反省をしていることから出場停止処分にとどまりました。
その後の処遇が注目されましたが、読売巨人軍への無償トレードされ、その後試合にも出場し、出場停止試合が結果として9試合だけであったことや、日本ハム主催で謝罪会見が開かれなかったこともあり、賛否のある結果となってしまいました。
過去の不祥事を起こしたプロ野球選手とその処遇
山川穂高(西武ライオンズ)
不起訴にはなりましたが、知人の女性に東京都内のホテルで無理やり性行為を行い、膣内から出血をするほどのけがを負わせるなどしたとして強制性交容疑が報じられました。
1、2軍公式戦への無期限出場停止処分を発表され、球団はシーズン終了後には、今季の年俸2億7千万円(推定)から減額制限いっぱいとなる40%減の約1億6千万円の単年契約を提示しました。また、出場停止処分の解除の目安は示しませんでした。その後、山川選手はFA申請書を提出しFAとなりました。
右の大砲がほしいソフトバンクが獲得に動いているとのうわさもありますが、いまだ契約には至っていません。
堂上隼人(福岡ソフトバンクホークス)
2012年、福岡県粕で女性に猥褻な行為をしたとして、強制わいせつの疑いで逮捕されました。
さらに17歳の少女に猥褻行為をしたとして強制わいせつの疑いで再逮捕、女子大生に猥褻行為をしていたとして3度目の逮捕をされています。
球団は、シーズン中に契約を解除し、自由契約となりました。
翌8月24日に球団は堂上との契約を解除したことを発表し、8月27日付で自由契約選手公示されました。
なお、懲役2年の実刑判決が下りました。
杉山直樹(読売ジャイアンツ)
2010年、日本シリーズに備えに宮崎で行ったミニキャンプ中、宮崎市内のスナックで、同席した女性の胸を触ったほか、近くの路上で無理やりキスをし、履いていた靴で女性の頭を3回殴り5日間のけがをさせたとして、強制わいせつ致傷容疑疑で逮捕されました。
杉山氏は「プロ野球選手のまま逮捕されるのはいや」とのことで、逮捕前に球団に退団願いが提出され解雇されました。
松坂大輔(西武ライオンズ)
2000年西武ライオンズの選手だった松坂氏は、免許停止期間中に駐車違反をし、身代わりとして西武広報職員が身代わりに出頭するという事案が発生しました。
松坂氏は無期限の自宅謹慎処分となりましたが、1か月足らずで自宅謹慎は解除されました。
なお、松坂氏は罰金19万5000円と、欠落1年間の免許取り消し処分を受けています。
中山裕章(横浜大洋ホエールズ)
1991年横浜大洋ホエールズの選手だった中山氏は、横浜大洋ホエールズ総合練習場で練習をしてから車で自宅へ帰宅途中、住宅街で近隣住民の小学4年生女子児童(事件当時10歳)に対し、スカートの裾から手を入れるわいせつ行為をしました。
またその直後には住宅街で別の小学5年生少女(当時11歳)に対し自分の下半身を露出したままスカートの上から、尻を触るわいせつ行為を行いました。
さらにその直後、建物の階段で帰宅途中だった幼稚園児の女児(当時6歳)いきなり後ろから抱き上げ、下着を脱がせるなどわいせつな行為をしたとのことで強制わいせつ・公然わいせつの容疑で逮捕されています。
強制わいせつ罪の2件は、示談が成立したため、いずれも被害者側が告訴を取り下げ、公然わいせつ罪についても「既に社会的制裁を受けており本人も深く反省している」として起訴猶予処分となりました。
中山氏はその後球団から自由契約となっています。