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七里の渡し

東海道53次の宮宿(名古屋市熱田区)から桑名宿(三重県桑名市)までの海路の船着き場です。

「七里の渡し」は海路の移動距離が7里であったことに由来し、伊勢の国の東の入口にあたります。

1958年(昭和33年)12月15日に、三重県指定文化財(史跡)に指定された。

九華公園駐車場から広場を抜けていくと、櫓が見え、その先に伊勢国の東の玄関口として、「伊勢国一の鳥居」があります。

七里の渡しの出入り口は、今ではコンクリートで固められ趣はありませんが、「伊勢国一の鳥居」が立派にそびえたっています。

七里の渡しは別名「間遠(まとう)の渡し」と呼ばれており、壬申の乱の時、大海人皇子が戦勝祈願のため、桑名から熱田神宮まで船で渡ったところ、距離があまりにも遠いので「間遠(まとう)の渡しかな」と言われたという伝記によるそうです。

七里の渡しから路地をぬけると、大塚本陣跡(現在は料理旅館「船津屋」があり、その塀の一部に「歌行燈句碑」が建てられていますので、散策してみては。

句碑には久保田万太郎が詠んだ句「かわをそに 火をぬすまれて あけやすき 万」と書かれています。

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