2024年2月、桑名市星川のサンシティ内に関東を中心に86店舗を展開するディスカウントスーパー「ロピア」が開店します。
昨年11月まで桑名市星川のサンシティ内には「スーパーマーケットバロー星川店」がありましたが閉店となっていました。
この跡地に、2024年2月スーパー「ロピア」が開店することとなりました。
(追記:2024年2月26日にオープンです。)
桑名市星川はスーパーマーケットの激戦区なのか。
桑名市星川には、「MEGAドン・キホーテUNY星川店」とサンシティ内に「スーパーマーケットバロー星川店」がありました。
この2店舗は、通りを隔ててわずか数百メートルの距離にあり、桑名市星川はスーパーマーケットが競合する地区でした。
「驚安の殿堂ドンキホーテ」が開店する前は、そのテナントにはユニー系列の「ピアゴ星川店」が出店していました。
「バロー」と「ピアゴ」が競合していた時は、「バロー」の方が客足が良くにぎわっている状況でした。しかし、「ピアゴ」跡地に「MEGAドン・キホーテUNY星川店」が開店すると一転客足が変わり、「MEGAドン・キホーテUNY星川店」がにぎわい、サンシティ内の「バロー」の方が閑古鳥が鳴くような状況になっていました。
この度、この激戦区で「バロー」が閉店、新たに「バロー」跡地に「ロピア」が出店の運びとなりました。
この「ロピア」の出店により、桑名市星川でのスーパーマーケット戦争の行方はどうなるのでしょうか。また今回出店する「ロピア」から車で分以内には「マックスバリュ桑名新西方店」、「スーパーサンシ桑名店」、「カネスエ」が営業しておりスーパーマーケットの激戦区となりそうです。
「ロピア」とはどんなスーパーか。
- 「新鮮大売り」を企業コンセプトとして、関東地方、中部、近畿、九州、東北地方および台湾で86店舗を展開するスーパーマーケット。
- 精肉店から発展したために、精肉を中心とした生鮮食品に特に力を入れている
- 精肉売場に「肉のロピア」、野菜売場に「八百物屋あずま」、鮮魚売場に「日本橋魚萬」というように独自の屋号を付け、店舗全体を商店街のイメージとし各部門の責任者に大きな裁量を与えて運営を行う「個店主義」をモットーとしている。
- 基本的にクレジットカードや電子マネーは利用できず現金払いのみ。
- 買い物カートの放置を防ぐために、利用時に100円を入れ、返却時に100円が戻る仕組みになっている。
スーパーマーケットの仕事といえば、本部のマーチャンダイザーが買付やプライベートブランド商品の開発を行い、それを各店舗の店長が指揮をとって販売していくのが一般的です。それに対し、ロピアは各売場のチーフが自ら買付を行い、販売価格を決定する事業部制を採用。精肉・鮮魚・青果・食品・惣菜の各部門のチーフが長を務め、主体的に地域にあった事業を展開しています。さらにチーフはプライベートブランド商品の企画開発も手がけるなど、徹底した現場主義が貫かれています。「100%売場主導」による製造小売こそがロピアの目指す姿です。
ロピアの各売場には、個人商店のように屋号が付いています。これは現場責任者であるチーフが商品の買付から開発、陳列、価格設定まで、まさに店主のように大きな裁量を持って仕事に臨んでいるから。店舗全体を店長が統括する従来型のスーパーマーケットでは難しかった各売場の専門性も向上し、より魅力ある商品をお客様にお届けすることができます。
ロピアHPより
上記のように、現場主義で各店舗の個性を出し、クレジットカードを利用できない等コスト削減に努め、安く商品の提供をしているスーパーマーケットとなります。
これからの桑名市星川スパーマーケット戦争の行方は。
今後ディスカウントスーパー「ロピア」が進出することにより、星川では「驚安の伝統ドン・キホーテ」との競争はどうなるでしょうか。
「驚安の伝統ドン・キホーテ」は食料品以外にも家電、衣料、雑貨と幅広く商品を販売しています。
「ロピア」は食料品メインのスーパーマーケットとなりますが、サンシティ内には100円ショップや各種テナントも入っています。
「ロピア」は食料品中心に顧客を引き付け、「驚安の伝統ドン・キホーテ」は家電やその他雑貨の販売もしているという強みもあります。
今後、「ロピア」開店後、桑名市星川のお客様の流れはどうなるでしょうか。
<「ロピア」の強み>
現場主導の商品構成や安価な魅力的な商品がある。
<「ロピア」の弱み>
食料品、生活用品のみの販売で、その他家電等からの顧客の流入が少ない。
クレジットカード、電子決済が使えない。
<「驚安の伝統ドン・キホーテ」の強み>
全国的なネームバリューがある。
家電や衣料、雑貨等を取り扱っているため総合的な商品の購入ができる。
<「驚安の伝統ドン・キホーテ」>
食料品の価格が一部他のスーパーよりも高い。