1. 番組情報と第3話の放送概要
2026年3月1日(日)午前9時30分。日本の特撮界が再び「銀色の輝き」に包まれます。メ〜テレが放つ『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ』。本作は、かつて日本中にブームを巻き起こした「メタルヒーローシリーズ」の原点であるギャバンを、マルチバースという現代的解釈で再構築した「PROJECT R.E.D.」の記念すべき第一弾です。
第3話「キキとコト」は、物語の舞台を新たな多元地球「Ι5109(イオタ5109)」へと移します。これまでの作品が「一人の男の戦い」に焦点を当てていたのに対し、今作では組織としての「銀河連邦警察」の厚みが描かれているのが特徴です。特に鑑識課という、普段は前線に出ないキャラクターが主人公と絡むことで、捜査ものとしてのミステリー要素も加わり、30分間一時も目が離せない展開が約束されています。
2. 登場人物とメカニック:多元宇宙の警察官たち
今回のエピソードで中心となるのは、銀河連邦警察鑑識課の祝喜輝(角心菜)と高鳴寿(谷田ラナ)の二人です。長田光平さん演じる主人公・怜慈が前線で戦う剣だとするならば、彼女たちは事件の「痕跡」を見極める目。
特筆すべきは、角心菜さん演じる祝喜輝が、ついにギャバン・ルミナスへと「蒸着」する点です。歴代ギャバンの力強さを継承しつつも、女性らしいしなやかさと、最新の光学迷彩技術を思わせる「光」の演出が加わったルミナスの姿は、特撮の歴史に新たな1ページを刻むことでしょう。対する谷田ラナさん演じる寿とのコンビネーションも、どこかコミカルでありながら深い信頼関係を感じさせ、視聴者の共感を呼ぶはずです。
3. ギャバン・シリーズの精神を継承する3つの要素
『ギャバン インフィニティ』が旧来のファンからも絶賛されている理由は、その革新性の中に確固たる「シリーズのDNA」が流れているからです。
第一に、何と言っても**「蒸着」プロセス**。ナレーションによる「その間、わずか0.05秒。では、そのプロセスをもう一度見てみよう」というお馴染みの解説が、最新のVFXでどう描かれるのか。第二に、レーザーブレード。発光する剣を構えた時の静寂と、そこから繰り出されるダイナミックな必殺技。そして第三に、「若さ、若さってなんだ」という哲学。今回の第3話では、喜輝が恐怖を乗り越えて蒸着する過程で、この普遍的なテーマが現代の若者の悩みとリンクする形で描かれます。
4. 第3話の衝撃!「人間が泡になる」エモルギア事案とは?
今回の敵が仕掛けるのは、人間が突如として「泡」になって消えてしまうという、極めてショッキングな事件です。これは「エモルギーネガティブ波動」と呼ばれる、人間の心の隙間に入り込む闇のエネルギーが原因。
捜査を進める喜輝と寿は、被害者たちが共通して抱えていた「孤独」や「閉塞感」に気づきます。特撮番組でありながら、現代社会が抱える問題を鋭く突く脚本は、大人の視聴者にも深く刺さる内容となっています。事件の真相に近づいた時、彼女たちの前に現れる新たな怪人「エモンズ」。そのグロテスクでありながらどこか哀しい造形は、本作のデザイナー陣の並々ならぬ気合を感じさせます。
5. 特撮マニア視点:第3話の「ここを見ろ!」
マニアなら絶対に見逃せないのが、ギャバン・ルミナスのスーツの質感です。従来のメッキ処理に加え、部分的にホログラムコーティングが施されており、光の当たり方で虹色に輝くギミックが隠されています。これは、多元宇宙の光を力に変えるという設定を視覚的に表現したものです。
また、劇中で使用されるガジェットにも注目。鑑識課が使用するマルチスキャナーのデザインは、80年代のコンバットスーツの意匠をさりげなく取り入れており、古参ファンへのサービス精神に溢れています。さらに、アクション監督が仕掛ける、ワイヤーワークとデジタルエフェクトを融合させた「重力無視のバトル」は、まさに宇宙刑事ならではの爽快感。地上波の限界に挑む映像クオリティを、4K大画面で堪能してほしいポイントです。
6. まとめと次週への期待
第3話「キキとコト」は、祝喜輝という新たなヒーローの誕生を描くと同時に、多元宇宙に広がる「PROJECT R.E.D.」の全貌を予感させる一編となります。
喜輝と寿が現場で見つけた「証拠」が、今後の怜慈の戦いにどう影響していくのか。そして、ラストシーンで示唆される「もう一人の宇宙刑事」の影……。物語は加速を続け、私たちは再び「宇宙刑事」という伝説に熱狂することになるでしょう。3月1日の朝は、テレビの前で「蒸着!」と叫ぶ準備をして待機しましょう。
