1. 導入:発酵という「魔法」を巡る、静かなる旅
2026年1月22日(木)、NHK Eテレ名古屋(Ch.2)にて22:30から放送される『小雪と発酵おばあちゃん』。 この番組は、自身も発酵ライフを実践する俳優・小雪さんが、日本各地に住む「発酵おばあちゃん」を訪ね、その土地の風土と知恵が詰まった発酵食品を学ぶドキュメンタリーです。
今回の舞台は、力強い海と山が共存する、石川県・能登半島。 ゲストには、食文化への造詣が深く、被災地支援などでも能登と縁の深い斎藤工さんが登場します。二人が出会うのは、能登が誇る最強の旨味調味料**「いしり」**です。
2. 能登の宝「いしり(いしる)」とは?
「いしり(いしる)」は、秋田のしょっつる、香川のいかなご醤油と並ぶ日本三大魚醤の一つ。能登では主にイカの「ごろ(内臓)」を原料にして作られます。
- 原材料はシンプルに:新鮮なイカの内臓と塩のみ。
- 歳月が作る旨味:樽の中で1年から3年という長い時間をかけてじっくりと発酵・熟成。
- 琥珀色の雫:発酵が極まると、イカのタンパク質がアミノ酸に分解され、独特の芳醇な香りと、他に類を見ない深いコクが生まれます。
番組では、おばあちゃんの手によって、この「いしり」がどのように仕込まれ、大切に守られてきたのか、そのプロセスの美しさを丁寧に映し出します。
3. 斎藤工が見つめる、能登の「再生」と「発酵」
斎藤工さんは、これまでも能登の復興や地域の絆を大切に活動されてきました。 そんな彼が、能登のおばあちゃんの家を訪れ、囲炉裏(いろり)を囲んで「いしり」を使った家庭料理を味わうシーンは、今回の放送の大きな見どころです。
- いしり料理の奥深さ:貝焼き(かいやき)や煮物など、たった一垂らしで料理を劇的に変える「いしり」の力。
- 対話から生まれるもの:おばあちゃんの何気ない言葉に、小雪さんと斎藤さんが深く頷く。そこには、効率やスピードばかりを求める現代人が忘れてしまった、「待つこと」の豊かさが漂います。
4. 番組の魅力:小雪さんの「等身大」の眼差し
小雪さんの魅力は、単なるリポーターではなく、一人の「生活者」としておばあちゃんに接する姿勢です。 手際よく料理を手伝い、五感をフルに使って発酵の香りを嗅ぎ、味わう。おばあちゃんの「手のひら」に宿る菌や、代々受け継がれてきた道具への敬意が、画面越しにも伝わってきます。
今回の能登編では、厳しい自然環境の中で「いしり」を糧に生きてきた人々の強さと、それを分かち合う温かさが、視聴者の心に深く染み渡ることでしょう。
5. NHK Eテレ名古屋(Ch.2)で視聴する、冬の夜の贅沢
22:30という時間は、一日の終わりのリラックスタイム。 高画質な映像で捉えられた、能登の美しい冬の景色と、発酵樽の静かな佇まい。これらは最高の癒やしとなります。
中京エリアにお住まいの方にとっても、能登は心の距離が近い場所。 番組を通じて、能登の「今」の息吹を感じ、おばあちゃんたちの変わらぬ笑顔に触れることは、明日を生きるエネルギーになるはずです。
6. まとめ:一滴の「いしり」が教えてくれること
『小雪と発酵おばあちゃん 斎藤工と能登へ いしり』。 この30分間は、単なるレシピの紹介ではありません。それは、風土を味わい、歴史を慈しみ、命を繋ぐことの尊さを学ぶ時間です。
「発酵」とは、腐敗の一歩手前で踏みとどまり、旨味へと昇華させること。 その「いしり」の雫一滴には、能登の人々の粘り強さと、未来への希望が凝縮されています。
1月22日の夜、小雪さんと斎藤工さんと共に、能登の深い発酵の世界へ旅に出かけましょう。
【番組詳細情報】
- 番組名:小雪と発酵おばあちゃん
- サブタイトル:斎藤工と能登へ いしり
- 放送日時:2026年1月22日(木) 22:30〜23:00
- 放送局:NHK Eテレ名古屋(Ch.2)
- 出演者:小雪、斎藤工(ゲスト)、能登の発酵おばあちゃん
