今日、会社に行きたくないな……」なんて思いながらカレンダーを眺めているあなた。4月23日をただの「連休前の微妙な火曜日(あるいは何曜日)」だと思っていませんか?だとしたら、あまりにももったいない!
実はこの4月23日、歴史を遡ると「ビールは麦とホップで作れ!」という食いしん坊な法律ができたり、宇宙から帰ってきた宇宙船がパラシュートを開き忘れたり、挙句の果てにはYouTubeに史上初めて「象の鼻は長いね」というシュールな動画が投稿されたりと、世界がひっくり返るような出来事のオンパレードなのです。
今日は、そんな4月23日の「濃すぎる歴史」を、博学な私がユーモアを添えてお届けします。読み終わる頃には、あなたも誰かに教えたくてウズウズしているはずですよ!
4月23日に起こった出来事
【中世〜近世】騎士道、ビール、そして文豪の誕生
1348年:ガーター騎士団設立。始まりは「女性の靴下」!?
イングランド王エドワード3世が、アーサー王の「円卓の騎士」に憧れて設立したのが、世界最古にして最高の栄誉とされるガーター騎士団です。実はこれ、舞踏会で女性が落としたガーター(靴下留め)を王が拾い、「これを笑う者に災いあれ」と言ったことが由来という、なんとも紳士的(?)な伝説があります。今でも任命式は4月23日の「聖ジョージの日」に行われるんですよ。
1516年:ビール好きの聖書「ビール純粋令」
ドイツ・バイエルンのヴィルヘルム4世が**「ビールは、麦、ホップ、水以外で作っちゃダメ!」**という法律を制定しました。これが世界最古の食品品質管理法とも言われる「ビール純粋令」です。今の美味しいドイツビールがあるのは、この日のおかげですね。今夜は乾杯確定です。
1597年:シェイクスピア『ウィンザーの陽気な女房たち』初演
あの文豪シェイクスピアが書いた喜劇が、エリザベス1世の前で初披露されました。ちなみにシェイクスピアは、1616年の4月23日に亡くなったと言われています(生まれたのも同日という説がありますが、これは諸説あり)。
1702年:アン女王の戴冠式
イングランド・スコットランドを統治したアン女王の戴冠式が行われました。彼女は後の「グレートブリテン連合王国」成立への道を切り開いた、波乱万丈な女王様でした。
【近代】帝国の落日と新しい日本の夜明け
1847年・1869年・1871年:日本の教育と皇室の転換点
日本ではこの日、教育の歴史が動きました。1847年に公家の学問所**「学習院」が開設。1871年には、福澤諭吉率いる慶應義塾が今の三田キャンパスに移転しました。また、1869年には明治天皇が歴代天皇で初めて伊勢神宮**に参拝。新しい時代の風が吹いた瞬間です。
1889年・1895年:激動の国際政治
イギリスではグラッドストンが首相に就任し、スウェーデンでは社会民主労働党が発足。一方、日本では日清戦争後の**「三国干渉」**が発生。ロシア・ドイツ・フランスから「遼東半島を清に返しなさい」と迫られた、悔しいあの日です。
1904年・1905年:運河と社会主義
アメリカが破産したフランスの会社からパナマ運河の権利を4,000万ドルで買収。これ、現代の価値なら天文学的数字ですが、当時のアメリカの「やる気」が伝わってきます。また、フランスでは社会党が結成されました。
【20世紀前半】戦争の足音と国家の産声
1920年:トルコ大国民議会。ケマルの挑戦
オスマン帝国の崩壊後、ムスタファ・ケマルがアンカラで議会を開催。現代トルコの礎が築かれた、トルコ人にとっては超重要な日です。
1941年:アテネ陥落とギリシャ政府の亡命
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツがアテネに侵攻。ギリシャ国王は亡命を余儀なくされました。世界中が戦火に包まれていた暗い時代です。
1935年・1945年・1956年:火災と爆発の悲劇
宮城県米谷町(1935年)や福井県芦原温泉(1956年)での大火、そして1945年には香川県で「玉栄丸爆発事故」が発生。4月23日はなぜか大規模な火災や爆発が記録に多い、油断ならない日でもあります。
【戦後〜昭和】1ドル360円と宇宙の悲劇
1949年:1ドル=360円に決定
GHQが日本円のレートを固定。なぜ360円だったのか?「円は360度だから」というジョークのような説もありますが、戦後日本の経済復興はこの数字から始まりました。
1967年:ソユーズ1号、宇宙からの帰還失敗
ソ連の有人宇宙船ソユーズ1号が打ち上げられましたが、翌日に大気圏再突入の際、パラシュートが開かず墜落。搭乗していたウラジーミル・コマロフは、宇宙飛行中に命を落とした初の犠牲者となってしまいました。科学の進歩には、こうした尊い犠牲があったことを忘れてはいけません。
事件の記憶
1969年の高校生首切り殺人事件、1994年の井の頭公園バラバラ殺人事件、1995年の村井秀夫刺殺事件……。4月23日は、日本社会を震撼させた凶悪事件の発生日としても記憶されています。
【現代】YouTubeの産声から宇宙の爆発まで
2005年:YouTube初の動画投稿「Me at the zoo」
今や誰もが見ているYouTube。その歴史は、2005年4月23日午後8時27分に始まりました。共同創業者のジョード・カリムがサンディエゴ動物園で**「象の鼻は本当に長いね」**とだけ語る19秒の動画。ここから世界が変わったと思うと、感慨深いですね。
2009年:宇宙最大級の爆発「ガンマ線バースト」
地球で10秒間のガンマ線バーストが観測されました。これは宇宙の彼方で星が一生を終える際などに放つ超巨大エネルギー。宇宙のスケールを感じずにはいられません。
2022年:知床遊覧船沈没事故
記憶に新しい、北海道知床沖での悲劇。冷たい海で失われた多くの命に、改めて哀悼の意を表します。
【今日は何の記念日? 4月23日】ビールにバラに消防車?「詰め込みすぎ」な1日を徹底解説!
カレンダーをめくって「4月23日」という数字を見た時、あなたは何を思い浮かべますか?「そろそろゴールデンウィークの足音が聞こえてきたな……」なんて、遠い目をしている場合ではありません!
実は今日、4月23日は、ビール好きが乾杯し、読書家が本を贈り、健康マニアが乳酸菌を飲み、さらには消防車まで出動(お祝いに!)するという、年間でも指折りの「記念日渋滞デー」なのです。
「シジミ」を食べて「不眠」を解消しようとする語呂合わせの執念から、500年以上続くドイツの厳格な法律まで。思わず誰かに話したくなる、そして今日という日がちょっと特別に見えてくる、驚きの雑学フルコースをお届けします。
■ 500年の重み!「地ビール」のルーツを祝う「クラフトビールの日」
まず乾杯したいのが、**「クラフトビールの日」です。 なぜ今日なのか? それは今から500年以上前、1516年4月23日にドイツ(バイエルン公国)で「ビール純粋令」**が施行されたから。
「ビールは、麦、ホップ、水の3つ以外で造るべからず!(後に酵母が追加)」という、世界最古の食品品質管理法とも言われるこの法律。この厳格なルールがあったからこそ、ビールのクオリティが守られてきました。今日飲むビールが美味しいのは、500年前のドイツのオジサマたちが厳しかったおかげなのです。
■ 情熱と教養の贈り物「サン・ジョルディの日」
スペイン・カタルーニャ地方の素敵な伝統、それが**「サン・ジョルディの日」です。 守護聖人サン・ジョルディを称え、「男性は女性にバラを、女性は男性に本を贈る」**という、なんとも映画のような習慣があります。
これに目をつけた日本の出版業界などが「日本でも本を贈ろう!」と運動を起こしました。愛する人にバラを添えて本をプレゼントする……。スマホの画面ばかり見ている現代だからこそ、こんなアナログな愛の伝え方が心に響くかもしれませんね。
■ 飲み物界のスター競演!「明治おいしい牛乳の日」&「乳酸菌の日」
冷蔵庫の中も今日は大忙しです。
- 明治おいしい牛乳の日:2002年の今日、あの青いパッケージが全国発売されました。「新鮮な生乳本来の味」を追求したナチュラルテイスト製法。当たり前のように食卓にあるあの牛乳の、いわば「全国デビュー記念日」です。
- 乳酸菌の日:こちらはカゴメ株式会社が制定。「2(にゅう)3(さん)」の語呂合わせで、実は毎月23日が記念日です。でも、春の暖かさで体調を崩しやすい4月の乳酸菌は、特に体に染み渡りそうですね。
■ 語呂合わせ三連発!「シジミ」「不眠」「国産小ねぎ」
日本の記念日文化の真骨頂、語呂合わせセクションです。
- シジミの日:「4(し)2(じ)3(み)」! 島根県松江市の日本シジミ研究所が制定しました。お酒を飲む機会が増えるこの時期、クラフトビールを楽しんだ後の翌朝の味噌汁には、ぜひシジミを。
- 不眠の日:「2(ふ)3(みん)」の語呂合わせで、エスエス製薬が制定。こちらも毎月23日です。日本人の半数が不眠症状を抱えている現代。「今日は不眠の日だから、早く寝なきゃ」という矛盾を楽しんでみるのも一興です。
- 国産小ねぎ消費拡大の日:11月23日が「小ねぎ記念日」であることから、毎月23日をその日に。福岡や佐賀など主産県の情熱が詰まっています。シジミの味噌汁には、小ねぎも忘れずに散らしましょう。
■ 赤い車に敬意を!「消防車の日」
最後にご紹介するのは、街のヒーロー**「消防車の日」**。 国内シェア5割を誇るトップメーカー、株式会社モリタ(現・モリタホールディングス)が1907年(明治40年)4月23日に創業したことにちなんでいます。
私たちが安心して暮らせる陰には、100年以上も消防車を造り続けてきた職人たちの誇りと信頼があるのです。今日、街で赤い車を見かけたら、心の中で「おめでとう」と呟いてみてはいかがでしょうか。
今日のラッキースターは誰?4月23日の運勢ベスト3!
【第1位】おうし座(4/20~5/20)
「主役の座は譲らない!五感が研ぎ澄まされる最高の日」 太陽があなたを照らすこの時期、特に今日は「自分へのご褒美」が運気を爆上げしてくれます。妥協のない選択が大きな成功を呼び寄せるでしょう。
- ラッキーアイテム: 高級感のあるおつまみ(クラフトビールに合わせれば完璧!)
【第2位】おとめ座(8/23~9/22)
「知的好奇心が爆発!新しい学びにツキあり」 サン・ジョルディの日にふさわしく、本や情報から素晴らしいヒントが得られる日。仕事での細かい気配りが、後で大きな評価となって返ってきそうです。
- ラッキーアイテム: 話題の新刊本、または電子書籍
【第3位】やぎ座(12/22~1/19)
「信頼の土台が固まる!堅実な一歩が勝利の鍵」 消防車の日のように、あなたの「守りの強さ」が周囲に安心感を与えます。古い友人からの連絡が、新しいビジネスや楽しみのきっかけになる予感です。
- ラッキーアイテム: 赤い小物(ネクタイやハンカチなど)
まとめ:4月23日は、歴史と日常が交差する「特別な1日」
さて、駆け足で巡ってきた4月23日の世界、いかがでしたか?
中世のガーター騎士団の設立から、現代のYouTube初投稿まで。歴史の教科書に載るような大事件から、私たちの冷蔵庫にある牛乳やビールの記念日まで、これほどまでに「振れ幅」の大きい日は他にありません。
こうして振り返ってみると、今日という日は**「守るべき伝統」と「新しい挑戦」**が共存している日なのだと感じます。 500年以上ビールの味を守り続けてきたドイツの「純粋令」がある一方で、誰でも動画を世界に発信できる「YouTube」が生まれた。 そんな歴史の連なりの先に、今、私たちが生きている今日があります。
もし今日、あなたがラッキーな星座(おうし座・おとめ座・やぎ座!)に入っていたなら、その強運を活かして**「本とバラ」**を誰かに贈ってみるのも素敵です。もし運勢がそこそこだったとしても、心配はいりません。シジミの味噌汁で体を整え、乳酸菌で元気をチャージし、おいしい牛乳を飲んで早めに眠りにつけば(不眠対策!)、明日はきっと最高の1日になります。
4月23日というカレンダーの1ページが、あなたにとってただの「平日」ではなく、少しだけ彩り豊かな**「語りたくなる1日」**になれば幸いです。
