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【保存版】2025-2026桑名の除夜の鐘ガイド!予約不要で撞ける「ご坊さん」から多度大社の火の祭典まで

三重県北部の玄関口、桑名市。かつて東海道四十二番目の宿場町として栄えたこの街は、大晦日の夜、特別な熱気に包まれます。

浄土真宗の深い門徒文化が息づくお寺の鐘、多度大社の燃え上がるかがり火、そして「なばなの里」の幻想的なイルミネーション……。伝統とレジャーが融合する桑名の越年(えつねん)は、中京圏でも屈指の魅力的なスポットです。

今回は、2025年末から2026年年始にかけて、桑名で最高の年越しを迎えるための**「調査レポートに基づく究極ガイド」**をお届けします!


目次

1. 煩悩を払い、自分を見つめる。「本願寺桑名別院(本統寺)」の除夜の鐘

地元で「ご坊さん」と親しまれる本願寺桑名別院(本統寺)。ここは桑名の仏教文化の中心地です。

こちらの除夜の鐘の最大の特徴は、**「予約不要で誰でも鐘を撞(つ)ける」**という門戸の広さ。最近では整理券制にするお寺が増えていますが、桑名別院は伝統的な地域密着のスタイルを守り続けています。

  • 儀式開始: 2025年12月31日 23:00頃〜
  • 特徴: 108つの煩悩を払う一打は、自分自身の1年を振り返る貴重なひとときに。
  • ここがポイント: 桑名の湿地帯特有の空気を伝わって響く鐘の音は、驚くほど明瞭で心に染み渡ります。

2. 圧巻の火柱と神楽の調べ。「多度大社」のダイナミックな年越し

「上げ馬神事」で有名な多度大社では、五感を刺激する壮大な年越しが待っています。

炎による浄化「大かがり火」

22:30に点火される巨大な火柱は圧巻。近隣の寺院から聞こえる除夜の鐘の音と、燃え盛る火の粉が混ざり合う瞬間、桑名独自の幻想的な「音と火の風景」が完成します。

受験生必見!「特別合格祈願祭」

多度大社は、人生の転換期を応援するスポットとしても有名です。

  • 2026年1月11日・12日: 一般入試・共通テスト直前の「特別合格祈願祭」を実施。
  • 大晦日から元旦にかけても、多くの受験生家族が「縁起」を担いで参拝に訪れます。

3. 城下町の風情を味わう。「桑名宗社(春日神社)」と振る舞い文化

旧桑名城下の総鎮守、桑名宗社。ここでは、歴史ある街並みの中での初詣が楽しめます。

  • おもてなしの心: 大晦日の深夜から、甘酒やお茶菓子の振る舞いが行われることも。厳しい海風が吹く桑名の冬、この温かさが体に染みます。
  • 混雑注意!: 城下町特有のクランク(枡形)構造の道路のため、周辺は非常に混雑します。専用駐車場は限られているため、「公共交通機関」でのアクセスが鉄則です。

4. 【必読】スマートなアクセスの鍵は「近鉄の終夜運転」

桑名での年越しに欠かせないのが、鉄道インフラです。近畿日本鉄道(近鉄)は、2025年12月31日から2026年1月1日にかけて終夜運転を実施します。

路線内容
近鉄名古屋線(下り)名古屋方面から桑名・四日市・伊勢方面へ。臨時特急・急行が運行。
近鉄名古屋線(上り)伊勢参拝帰りにも対応。特急券は12月1日より発売。

アドバイス: 桑名駅はJR・養老鉄道も乗り入れる要衝。なばなの里からの移動や、多度大社へのアクセス(養老鉄道)もスムーズですが、深夜の移動は事前にダイヤを確認しておきましょう。


5. おすすめ!「伝統×レジャー」満喫モデルコース

せっかく桑名に来るなら、こんな欲張りなプランはいかがでしょうか?

  1. 夕方: なばなの里で日本最大級のイルミネーションを堪能。
  2. 夜: 里内の日帰り温泉「里の湯」で心ゆくまで温まる。
  3. 深夜: 桑名市中心部へ移動し、本願寺桑名別院で除夜の鐘を撞く。
  4. 未明: 多度大社または桑名宗社で初詣。

まさに「現代の桑名」を象徴する、伝統と娯楽が融合した黄金ルートです。


まとめ:未来へ響く、地域の鼓動

桑名の除夜の鐘は、単なる古い行事ではありません。合格祈願やレジャー、そして大切な人との思い出作りといった現代のニーズを取り込みながら、今も力強く響いています。

駐車場不足(市街地全体で約800台程度)などの課題はありますが、公共交通機関を賢く使えば、これほど豊かで重層的な年越しを体験できる街は他にありません。

2026年という新しい幕開けを、ぜひ歴史と祈りの街・桑名で迎えてみませんか?

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