桑名の天気 ここを押すと桑名の週間天気を表示します。

【保存版】インフルエンザに一度かかったら「もう今年は無敵」は大きな罠!?2回かかる理由と、免疫の真実を徹底解説

冬の足音が聞こえてくると、決まって猛威を振るう「インフルエンザ」。

あの独特の関節の痛み、燃えるような高熱、そして何も手につかないほどの倦怠感……。一度かかってしまうと、「もう二度とごめんだ!」と心から思いますよね。

そして、ようやく熱が下がって動けるようになったとき、ふとこんな風に思いませんか?

「よし、これで今年の分の免疫はバッチリ。もう今シーズンはかからないぞ!」

……実は、その考えが一番危ないんです。

今日は、多くの人が信じている**「インフルエンザ一度かかれば安心説」のウソとホント**、そして本当に賢い冬のサバイバル術について、詳しくお話ししていきます。


目次

1. 結論:一度かかっても「二度目」はやってくる

まず、皆さんが一番知りたい結論からお伝えします。

「一度インフルエンザにかかっても、同じシーズン内に二度、三度とかかる可能性は十分にあります」

「えっ、免疫ができるんじゃないの?」と驚かれた方、その通りです。免疫はできます。しかし、インフルエンザというウイルスの「ずる賢さ」が、私たちの想像を上回っているのです。

なぜ「2回目」が起きてしまうのか?

主な理由は、インフルエンザウイルスが持つ**「多様性」**にあります。

  • ウイルスの「型」が違う:インフルエンザには主にA型(H1N1、H3N2など)とB型があります。1月にA型にかかって免疫ができても、その免疫は2月に流行するB型にはほぼ無力です。
  • 同じ型でも「変異」している:ウイルスはコピーミスを繰り返しながら増殖する性質があり、少しずつ形を変えていきます(抗原変異)。「去年かかったから大丈夫」という理屈が通用しないのは、ウイルスが常に「最新バージョン」にアップデートされているからなのです。

2. 免疫の「落とし穴」:治った直後こそが最も危険!?

「一度かかれば免疫がつくから、次はかかりにくくなる」というのは、あくまで**「同じ型のウイルスが、あなたの免疫が元気なうちに攻めてきたら」**という限定的なお話。

実は、インフルエンザから回復した直後の体は、皆さんが思っている以上にボロボロです。

【注意!】免疫の空白期間

インフルエンザとの激闘を終えた後の体は、いわば「弾薬を使い果たした軍隊」のような状態。免疫システムが一時的に疲弊しているため、他のウイルスや細菌(二次感染)をブロックする力が弱まっています。

「インフルが治ったと思ったら、すぐにひどい風邪を引いた」という現象が起きるのはこのためです。


3. インフルエンザの主要な種類と特徴

敵を知れば百戦危うからず。今シーズン、私たちが戦う可能性のある敵を整理しておきましょう。

種類流行のタイミング特徴
A型(香港型・ソ連型など)12月〜1月頃(流行の先駆け)感染力が非常に強く、高熱が出やすい。変異が激しい。
B型(ビクトリア系統など)2月〜3月頃(春先まで)消化器症状(腹痛・下痢)が出やすい。流行が長く続く傾向。

このように、時期をずらして別の型が流行するため、「1月にA型、3月にB型」というダブルパンチを食らうケースが実際に多発しています。


4. 2回目を阻止する!「真の回復」と「予防」のステップ

一度かかってしまった方も、まだかかっていない方も。今すぐ実践すべき**「鉄壁のディフェンス術」**を3つのステップで紹介します。

① 治った後こそ「腸内環境」を整える

免疫細胞の約7割は腸に集中しています。インフルエンザの薬やストレスで荒れた腸を整えることが、二度目にかからないための最短ルートです。

  • **発酵食品(納豆、味噌、ヨーグルト)**を積極的に摂る。
  • 食物繊維で善玉菌を育てる。

② 「加湿」の基準をアップデートする

「加湿器をつけているから大丈夫」という過信は禁物。ウイルスが活動しにくい湿度は**50〜60%**です。

  • 寝室だけでなく、リビングや作業スペースにも湿度計を置き、常に数値をチェックしましょう。
  • 湿度が低いと、喉の粘膜(バリア機能)が乾燥してウイルスが侵入しやすくなります。

③ 予防接種をあきらめない

「もうかかっちゃったし、ワクチンは意味ないよね」とキャンセルする方がいますが、これはもったいない!

ワクチンは通常、その年に流行が予想される**「A型2種・B型2種」の計4種類**に対応しています。1種類にかかったとしても、残りの3種類に対する防御力を高めるために、回復後の接種は非常に有効です。


5. まとめ:油断は最大の敵

「一度かかったから大丈夫」という根拠のない自信は、手洗いやうがい、睡眠といった基本のケアを疎かにさせてしまいます。

インフルエンザは、何度でも襲ってくる可能性があります。でも、正しく恐れ、正しく対策すれば、そのリスクを最小限に抑えることは可能です。

皆さんがこの冬を笑顔で、元気に過ごせることを心から願っています!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次