1. なぜ『PS純金』は名古屋人の心を掴んで離さないのか?
「やっぱり地元はオモシロイ」。このキャッチコピーを耳にして、胸が躍らない東海三県民はいないでしょう。中京テレビが誇る怪物番組『PS純金(ゴールド)』は、単なるグルメ紹介番組ではありません。そこにあるのは、私たちが住む街への「異常なまでの愛」と、教科書には載らない「街のクセモノたち」へのリスペクトです。
今回の特集は、中部地方最大のターミナル駅、名古屋駅周辺、通称「名駅(めいえき)」エリア。リニア中央新幹線の開通を控え、高層ビルが次々と立ち並ぶこの一等地において、番組はあえて「安さ」と「穴場」にスポットを当てます。
特に注目すべきは、愛知が誇るハンバーグチェーン「ブロンコビリー」の裏技スポット。名駅のど真ん中で、あの炭焼きハンバーグが安く食べられるという事実は、もはや事件です。高田純次さんの適当なボケと、藤森慎吾さんのキレのあるツッコミが、この都会の迷宮をどう切り裂くのか。視聴者は期待に胸を膨らませ、金曜夜7時、テレビの前に集合するのです。
2. 番組データと放送の歴史:金曜夜7時の「飯テロ」総本山
2026年2月13日(金)19:00放送。この56分間に、愛知・岐阜・三重の最新トレンドと、古き良き「ナゴヤ」が凝縮されています。番組の源流を辿れば、1994年にスタートした『PS』まで遡ります。上沼恵美子さんや高田純次さんがMCを務めた時代から、一貫して「地元の食と人」にこだわり続けてきました。
かつての『PS』が少しリッチな情報を届けていたのに対し、現在の『PS純金』はより「庶民の味方」へと進化。特に、ディレクターが自ら街へ飛び出し、通行人に「安くて美味しい店知りませんか?」と聞き回る執念のロケスタイルは、他局の追随を許しません。今回の名駅特集でも、地下街「エスカ」の隅っこや、一見さんは素通りしてしまうような路地裏のビルにまでカメラが入り込んでいます。
この番組の凄みは、単に店を紹介するだけでなく、その店の「店主の生き様」まで描き出す点にあります。制作陣の徹底したリサーチと、店主との信頼関係が、あの「500円でこれ出しても大丈夫?」という衝撃の映像を支えているのです。
3. 最強の布陣!主要出演者の詳細分析と化学反応
『PS純金』の魅力を語る上で、MC陣の絶妙なバランスは欠かせません。まず、番組の顔である高田純次さん。御年70代後半になっても衰えない「テキトー」ぶりは、もはや伝統芸能です。美味しいものを食べた際の「これ、明日には忘れてるね」といった毒気のあるコメントが、番組の雰囲気を重くさせず、軽快なテンポを生んでいます。
そこに食らいつくのが、藤森慎吾さん。彼は長野県出身ですが、明治大学時代を過ごした東京の視点と、地方を愛する視点の両方を持ち合わせています。高田さんのボケを拾い、スタッフの無茶振りに鋭くツッコむ彼の立ち回りは、まさに職人芸。
そして今回のゲストは、名古屋が生んだ笑いの刺客、井戸田潤さん(スピードワゴン)。「ハンバーグ!」の絶叫でお馴染みの彼が、ブロンコビリー特集の回に呼ばれるのは、スタッフの確信犯的なキャスティングでしょう。さらに、名古屋のヒップホップレジェンド・AK-69さんの参戦も見逃せません。普段はクールな彼が、地元の慣れ親しんだ味を前にどんな表情を見せるのか。この異色の組み合わせが、名駅という混沌とした街にマッチしています。
4. 伝説の「神回」3選:PS純金が震えた衝撃の瞬間
過去の放送を振り返ると、数々の伝説が残されています。
【神回1】しおりさんの衝撃 名古屋市東区にあるイタリアンレストラン「パスタフレスカ」の店主、しおりさん。料理の腕は超一流、身長は高く、スタイル抜群、そして何よりその美学に全視聴者が圧倒されました。番組は彼女を単なる「面白い素人」としてではなく、一人のプロフェッショナルとして描き、今や彼女は全国区の人気を博しています。
【神回2】一宮モーニングの極限 「コーヒー1杯の値段でパン、サラダ、茶碗蒸し、うどんが付いてくる」。そんな一宮モーニングの常識をさらに超え、もはや「モーニングで1日が終わる」ほどの量を提供する店を発見。高田純次さんが「これ、逆にお金もらったほうがいいんじゃない?」と呆れるほどのコスパは、PS純金ならではの視点でした。
【神回3】安すぎて申し訳ない店シリーズ 数百円で山盛りの唐揚げが出てくる定食屋や、100円でお好み焼きが買える店。番組は「なぜ安くするのか」という問いに対し、「お客さんの笑顔が見たいから」と答える店主の涙を映し出しました。笑いの中にある人間ドラマ、これこそが神回と呼ばれる所以です。
5. 今回の目玉:名駅エリアの常識を覆す「衝撃スポット」分析
さて、今回の放送の目玉は何と言っても**「名駅なのに安い」**という逆説的な発見です。
1つ目は、ブロンコビリー名物ハンバーグの(秘)スポット。通常、ロードサイドに巨大な駐車場を構えるブロンコビリーですが、名駅エリアという都心で、しかも通常よりお得に食べられる場所があるというから驚きです。井戸田潤さんの「ハンバーグ!」が、いつにも増して力強く響くことでしょう。
2つ目は、地下街エスカの「浜乙女」が手がける寿司ランチ。名古屋人なら誰でも知っている「海苔の浜乙女」。その直営店が、あの一等地の地下街で、信じられない価格の寿司を提供している事実は、通勤・通学客にとっても超有益情報です。
そして3つ目が、「おばんざい10種食べ放題・ドリンク付き」の衝撃価格店。名駅で千円札1枚でお釣りが来るような食べ放題が存在するのか? 視聴者は、その豪華な盛り付けと、店主の採算度外視の姿勢に釘付けになるはずです。さらに「懐かしい〜壁画前で待ち合わせ」というエピソード。かつての名古屋駅の象徴を振り返る演出は、古参ファンへの最高のプレゼントと言えます。
6. SNSでの反響と視聴者の口コミ:番組はこう楽しまれている
放送中、X(旧Twitter)では「#PS純金」が必ずと言っていいほどトレンド入りします。「ブロンコビリー、明日激混み確定」「エスカにこんな店あったの?」「AK-69がPSに出てるの熱すぎる」といったリアルタイムの叫びが溢れます。
視聴者の口コミで多いのは、「番組で紹介された次の日は、行列が長すぎて入れない」という、通称**「PS純金現象」**への嘆きと喜びです。地元の飲食店にとって、この番組に取り上げられることは、どんな広告よりも効果があると言われています。
また、番組公式SNSが投稿する「放送後の店主の様子」や「未公開シーン」も人気です。テレビの前の視聴者が、ただの「受け手」ではなく、放送をきっかけに実際に街へ繰り出す「参加者」になっている点が、この番組のSNS戦略の勝利と言えるでしょう。
7. マニアの視点:伏線・演出・番組の「妙」を深掘り
『PS純金』を10倍楽しむなら、その「音」と「文字」に注目してください。ナレーションを担当する平野義和さんの、時に優しく、時に煽るような絶妙な語り口。そして、画面を埋め尽くすド派手なテロップ。この番組は、情報の密度が非常に高いのですが、決して見づらくない。それは、スタッフが1秒単位で「笑いの間」を計算しているからです。
また、BGMのセンスも光ります。美味しい料理が出てくるシーンでは食欲をそそるアップテンポな曲を、店主の苦労話にはホロリとさせる名曲を。今回の名駅特集でも、都会的なBGMと、昭和レトロな定食屋の映像のギャップを、音の演出でどう繋いでくるかがマニアの見どころです。
さらに、ロケに出るディレクターの「声」にも注目。時折、演者以上に驚いたり、店主と本気で交渉したりする生々しい声が、番組にリアリティと熱を与えています。
8. まとめと今後の期待:変わりゆく名駅、変わらないPS愛
高層ビルが立ち並び、リニア開業に向けて加速する名古屋駅。しかし、その地下や路地裏には、今も変わらず「安くて美味い」を守り続ける人々がいます。『PS純金』が今回、あえて名駅を特集したのは、変わりゆく街の中でも変わらない「名古屋の魂」を再確認するためではないでしょうか。
高田純次さんがボケ、藤森慎吾さんがツッコミ、地元スターたちが舌鼓を打つ。その光景は、私たちにとっての日常であり、最高の娯楽です。これからも番組には、ネットでは拾いきれない「生きた情報」を、泥臭く探し続けてほしいと願っています。
さあ、2月13日の夜は、お腹を空かせてテレビの前に座りましょう。そして翌日は、きっとあなたも名駅の「あの壁画前」へ、衝撃のランチを食べに行きたくなるはずです。
