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【驚愕】昭和13年のインバウンド施策!? NHK「鉄道お宝フィルム」で明かされた『東京〜北京』英語版映画の正体

歴史の波間に消えかけていた、あまりにも貴重な映像が現代に蘇ります。

2026年2月8日放送のNHK総合『発掘!鉄道お宝フィルム』。わずか7分間の放送枠ながら、そこには昭和13年(1938年)という、日本の命運が大きく動いていた時代の「記録」と「思惑」が凝縮されています。

今回の主役は、鉄道博物館が所蔵する**『東京〜北京』**という名の超レア映画。全編英語のナレーションで綴られるこのフィルムは、単なる旅の記録ではありませんでした。なぜ全編英語なのか? 誰に見せるためのものだったのか?

本記事では、番組で明かされた「満鉄特急あじあ」の雄姿から、当時の日本が仕掛けた「観光外交」の裏側まで、歴史的背景をどこよりも詳しく考察します。


目次

1. 放送日時・放送局の確認

この「7分間の歴史ミステリー」を見逃さないよう、しっかりチェックしておきましょう。

項目内容
番組名発掘!鉄道お宝フィルム
サブタイトル『東京〜北京』(昭和13)謎の英語版映画
放送日時2026年2月8日(日) 08:50〜08:57
放送テレビ局NHK総合・名古屋(Ch.3)

2. 謎の映画『東京〜北京』とは?

番組が紹介するのは、昭和13年に製作されたとされる海外向けのプロモーション映像です。舞台は日本から朝鮮半島を経て、中国大陸の北京へと至る壮大なルート。

なぜ「英語」だったのか?

昭和13年といえば、日中戦争が激化していた時期。そんな時代に全編英語の映画が作られた理由は、当時の日本政府が推進していた**「外国人観光客誘致(インバウンド施策)」**にあります。

  • 円安の活用: 当時、日本は国際的な立場を確立するため、外貨獲得の手段として観光に注力していました。
  • 国際広報: 日本がいかに近代化され、安全で快適な国であるかを欧米諸国にアピールする「対外宣伝(プロパガンダ)」としての側面も強かったのです。

3. 伝説の満鉄特急「あじあ」号の雄姿

鉄道マニアにとって最大の見どころは、やはり**満鉄特急「あじあ」**の走行シーンでしょう。

当時世界最高水準の技術

南満洲鉄道(満鉄)が運行していた「あじあ」は、当時の日本の鉄道技術の結晶でした。

  • 流線型の美: 蒸気機関車「パシナ型」の美しい流線型のボディ。
  • エアコン完備: 当時としては画期的な全車両冷暖房完備。
  • スピード: 最高時速130kmを記録し、広大な大陸を駆け抜けました。

映像の中では、白いテーブルクロスが敷かれた食堂車で優雅に食事を楽しむ乗客の姿など、戦時下とは思えない「平和で豊かな近代国家」のイメージが演出されています。


4. 映画に隠された「もう一つの思惑」

番組内容で触れられている「日本の将来に影響を与えたかもしれない狙い」。それは単なる観光PRに留まらない、国際政治上の戦略でした。

観光外交による「味方作り」

当時の日本は国際連盟を脱退し、国際社会から孤立を深めていました。そこで、アメリカやイギリスなどの知識層・上流階級に観光で訪れてもらうことで、「日本は野蛮な侵略国家ではなく、文明的で平和を愛する国である」というイメージを植え付け、国際世論を味方につけようとしたのです。

「大陸進出」の正当化

東京から北京までをシームレスに結ぶ鉄道網を示すことで、日本が朝鮮半島や中国大陸をいかに安定させ、インフラを整備しているかを誇示する狙いがありました。この映画は、カメラを通した「静かなる戦争」だったとも言えるでしょう。


5. 鉄道博物館が守り抜いた「負の遺産」と「希望」

今回公開されたフィルムは、さいたま市の鉄道博物館に大切に保管されていたものです。

映像が語る真実

多くの戦争資料が終戦時に焼却処分された中で、この映画が残っていたことは奇跡に近いと言えます。番組では、フィルムの修復に関わった関係者や、当時の鉄道員たちの秘話も取材。

「当時は平和な未来のために線路を引いていると信じていた」という元関係者の言葉は、技術者たちの情熱と、時代に翻弄された悲哀を象徴しています。


6. 現代の視点から見る『東京〜北京』

私たちが2026年の今、この映像から学ぶべきことは何でしょうか。

  • 技術の継承: 「あじあ」で培われた高速走行技術や冷暖房技術は、戦後の新幹線開発へと繋がっていきます。
  • メディアの役割: 映像がいかに強力なメッセージを持ち、時に事実を「演出」するかという教訓。
  • 鉄道の普遍性: どんな時代でも、鉄道は人と場所を結び、誰かの「喜び」を運んでいたという事実。

7. まとめ:わずか7分間に込められた歴史の重み

2月8日放送の『発掘!鉄道お宝フィルム』は、単なる懐古趣味の番組ではありません。

  • 昭和13年のリアル: 観光PRの裏に隠された緊迫した国際情勢。
  • 全編英語の意味: 世界へ向けた日本の必死のアピール。
  • 満鉄「あじあ」: 今も鉄道ファンの心を掴んで離さない伝説の特急。

日曜朝のひととき、この「お宝フィルム」を通じて、かつてのアジアに思いを馳せ、歴史の多面性を再発見してみてはいかがでしょうか。


8. 読者からのよくある質問(FAQ)

Q:満鉄特急「あじあ」の本物は今どこで見られますか?

A:機関車(パシナ型)は、中国の瀋陽鉄道陳列館などに保存されています。日本では残念ながら実物を見ることはできませんが、鉄道博物館などの模型や今回の映像でその雄姿を確認できます。

Q:なぜ日中戦争中に観光客が増えていたのですか?

A:当時の為替レートが極端な円安・ポンド安(あるいはドル安)であったため、欧米人にとって日本旅行が非常に安価だったことが大きな要因です。また、政府が国策としてホテル整備や宣伝を強化していました。

Q:この映画のフルバージョンを見る方法はありますか?

A:通常は一般公開されていませんが、鉄道博物館の企画展や、NHKのアーカイブス施設などで一部が公開されることがあります。


次にあなたがすべき「鉄道お宝」アクション

この記事を読んで当時の鉄道に興味を持ったなら、まずは**「鉄道博物館(てっぱく)の公式サイト」**で、満鉄関連の展示情報をチェックしてみてください。映像の断片ではなく、実際の史料に触れることで、さらに深い歴史の解像度が得られるはずです!

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