冬の寒さが一段と厳しくなる2月初旬。多くの草花が休眠期を迎える中で、凛とした立ち姿と芳醇な香りで庭を彩ってくれるのが「スイセン(水仙)」です。
2026年2月1日放送のNHK Eテレ『趣味の園芸』では、「今からでも満開! スイセン」と題して、初心者でも失敗しないスイセンの楽しみ方や、今から手に入る「芽出し苗」を活用したテクニックを特集します。
この記事では、番組の内容を深く掘り下げるとともに、スイセンの魅力や栽培のポイント、さらには最新の品種トレンドまで、園芸ファンならずとも知っておきたい情報を3000文字を超えるボリュームで詳しくお届けします。
【番組放送情報】
- 番組名:趣味の園芸「今からでも満開! スイセン」
- 放送日時:2026年2月1日(日) 08:30〜08:55
- 放送局:NHK Eテレ(名古屋・全国放送)
- 司会・講師:三上真史(ナビゲーター)、専門講師(番組内にて出演)
1. なぜ今「スイセン」なのか?冬の庭の主役としての魅力
スイセンは、ヒガンバナ科スイセン属の球根植物です。春を告げる花として世界中で愛されていますが、その最大の魅力は「強健さ」と「種類の豊富さ」にあります。
厳しい冬に咲く強さ
多くの花が枯れてしまう1月から3月にかけて、スイセンは雪の中でも花を咲かせることがあります。その姿から、中国では「水仙(水の中に住む仙人)」と名付けられ、日本でも古くから正月の生け花や庭園の花として親しまれてきました。
初心者に優しい「植えっぱなし」OKの球根
スイセンの素晴らしい点は、一度植えれば数年間は植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれることです。チューリップなどは毎年球根を掘り上げる必要がありますが、スイセンは分球(球根が増えること)しやすく、自然に増えていくたくましさを持っています。
2. 番組の見どころ:今からでも「満開」にする裏技
通常、スイセンの球根は秋(10月〜11月)に植えるのが一般的です。「今からじゃ遅いのでは?」と思う方も多いでしょう。しかし、今回の放送テーマは「今からでも満開!」。ここで重要になるのが**「芽出し苗」**の活用です。
芽出し苗(めだしなえ)とは?
園芸店やホームセンターの店頭で、1月〜2月頃にポリポットに植えられた状態で販売されているスイセンを指します。すでに根が張り、芽が数センチ出ている状態のため、今から庭やコンテナに植えても、確実に春の開花を楽しむことができます。
番組で紹介される寄せ植えテクニック
番組内では、この芽出し苗を使った「春を先取りする寄せ植え」が紹介されます。
- ダブルデッカー植えの応用:鉢の中に多層的に球根や苗を配置する方法。
- カラーコーディネート:スイセンの黄色や白に、パンジーやビオラの寒色系を合わせることで、冬の庭を明るく見せる技法。
3. 知っておきたいスイセンの主要系統と最新品種
スイセンには数千を超える品種があり、形や色、香りは千差万別です。番組でも触れられる主要なタイプを整理します。
代表的な系統
- ラッパ水仙:中央の副花冠が花びらよりも長いタイプ。非常に存在感があります。
- カップ水仙(大杯・小杯):副花冠がカップ状になっているタイプ。最も一般的で種類が豊富。
- 八重咲き水仙:バラのように花びらが重なり合う豪華なタイプ。
- 房咲き水仙(日本水仙など):一つの茎に複数の小さな花を咲かせるタイプ。非常に香りが強いのが特徴。
注目される「ピンク・スイセン」
近年人気なのが、副花冠が淡いピンク色に色づく品種です。「アプリコット」や「サロメ」といった品種は、従来の黄色いイメージを一新する優雅さを持っています。
4. スイセン栽培で失敗しないための4つのポイント
番組の解説を補足する形で、長くスイセンを楽しむためのメンテナンス法を解説します。
① 日当たりと水はけ
スイセンは太陽が大好きです。日当たりが悪いと花付きが悪くなるため、冬の間もしっかり日が当たる場所を選びましょう。また、過湿を嫌うため、水はけの良い土壌(赤玉土と腐葉土の混合など)が理想です。
② 花後の処理(葉を切ってはいけない!)
ここが最も重要なポイントです。花が終わった後、見た目が悪いからといってすぐに葉を切り取ってしまうのは厳禁です。 スイセンは花後に葉で光合成を行い、そのエネルギーを球根に蓄えます。葉が自然に黄色くなって枯れるまでは、そのままにしておくのが翌年も咲かせるコツです。
③ 肥料のタイミング
植え付け時の元肥(緩効性肥料)はもちろん、花が終わった直後にお礼肥(おれいごえ)を与えることで、球根が大きく太ります。
④ 毒性への注意(重要!)
スイセンは全草にリコリンなどの毒性物質を含んでいます。特に球根は「タマネギ」、葉は「ニラ」と間違えて誤食する事故が毎年発生しています。家庭菜園をしている方は、野菜の近くにスイセンを植えないよう注意が必要です。
5. 愛知県・名古屋周辺のスイセンの名所
番組を視聴してスイセンを実際に見に行きたくなった方へ、中京圏のおすすめスポットを紹介します。
- 名城公園(名古屋市):春先には多くの球根植物とともにスイセンが咲き誇ります。
- 庄内緑地(名古屋市):広大な敷地にスイセンの群生が見られ、ピクニックにも最適。
- なばなの里(三重県):圧巻のスケールで、最新品種のスイセンも展示されることが多いです。
6. まとめ:スイセンで冬の暮らしに彩りを
NHK『趣味の園芸』の放送は、私たちに「今からでも始められる」という勇気を与えてくれます。2月1日の放送をきっかけに、一鉢のスイセンを窓辺に置くことから始めてみてはいかがでしょうか。その香りと明るい色彩は、春の訪れを一足早く感じさせてくれるはずです。
