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今夜、42年前の安野光雅に会える。Eテレタイムマシン「訪問インタビュー」で見たい“旅の絵本”の舞台裏

安野光雅さんの世界をこよなく愛するファンの皆さま、こんにちは。

今日は、私たち安野ファンにとって「絶対に見逃せない」特別な夜のお知らせです。今夜、2026年1月10日(土)22:00から、Eテレの『おとなのEテレタイムマシン』にて、**1984年放送の「訪問インタビュー 安野光雅」**が再放送されます。

没後5年が経とうとしている今、42年前の若かりし安野さんの肉声に触れられるのは、まさにタイムトラベルのような体験。今回は、安野さんの魅力を深掘りしながら、今夜の放送の見どころをたっぷりとお伝えします。


目次

1. 1984年の安野光雅――「世界のアンデルセン」になった直後の姿

今回のインタビューが収録された1984年は、安野さんにとって記念碑的な年でした。

その2年前の1982年、児童文学のノーベル賞と呼ばれる**「国際アンデルセン賞」の画家賞**を受賞。日本のみならず、世界中の子供たちと大人が、安野さんが描く「緻密で不思議な世界」に熱狂していた時期です。

当時58歳。画家として最も脂が乗っていた時期の安野さんが、自身の創作の源泉である「空想」や「遊び心」をどう語っていたのか。画面越しながら、その柔らかな語り口と、眼鏡の奥で少年のような光を放つ瞳に再会できるのが楽しみでなりません。


2. なぜ私たちは安野ワールドに引き込まれるのか

安野さんの絵本は、単なる「子供の読み物」ではありません。そこには、一生かけても遊び尽くせないほどの仕掛けが詰まっています。

「文字のない絵本」が教えてくれること

代表作『旅の絵本』には、一文字も説明がありません。しかし、そこには世界各国の名画や童話、歴史的なエピソードが、まるでパズルのように隠されています。

安野さんはよく、**「知識は、持っている人だけが楽しめる遊びの道具」**という趣旨のことをおっしゃっていました。知っていればニヤリとし、知らなくてもその風景の美しさに浸れる。この「懐の深さ」こそが、安野作品の真骨頂です。

科学者の目と、詩人の心

元教員という経歴を持つ安野さんは、エッシャーのような錯視(『ふしぎなえ』)や、数学的な秩序(『天動説の絵本』)を美しく描き出しました。

「目に見えるものだけが真実ではない」という科学的な懐疑心と、それを包み込むような淡い水彩の優しさ。この相反する要素の同居が、私たちの知的好奇心をくすぐるのです。


3. 今夜の放送で注目したい3つのポイント

  1. 「アトリエの風景」かつて安野さんが創作を行っていた空間が映し出されるはずです。どんな筆を使い、どんな資料に囲まれていたのか。クリエイター必見のシーンです。
  2. 「教育へのまなざし」「正解を教えることよりも、不思議に思うことの方が大切だ」という安野さんの教育哲学が、インタビューの端々に漏れ聞こえるはずです。
  3. 「津和野への想い」故郷・島根県津和野町の風景が、彼の美意識にどう影響を与えたのか。原風景を語る安野さんの言葉に耳を澄ませてみましょう。

4. 放送を待つ間に、この1冊を。

放送を待つ数時間、ぜひ本棚から安野さんの絵本を取り出してみてください。もしお持ちでなければ、私のイチオシはこの3冊です。

タイトル魅力のポイント
『ふしぎなえ』階段を上っているのに下りている?脳が心地よくバグるデビュー作。
『旅の絵本』ページをめくるたび、自分も小さな旅人になれる。
『ABCの本』木でできたアルファベットが、不可能図形として描かれる驚き。

結びに:空想こそが、私たちの自由

安野さんは生前、**「空想は、誰にも奪われることのない自由な領土である」**というメッセージを私たちに残してくれました。

情報が溢れ、効率ばかりが求められる2026年の現代だからこそ、40年以上前の安野さんの言葉は、私たちの心に深く、静かに突き刺さるはずです。

今夜22時。テレビの前で、お茶を片手に「安野さんの旅」に同行しませんか?

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