今年の冬、桑名は寒くなるの?」 「スタッドレスタイヤはいつ変えるべき?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、気象庁の最新データと桑名特有の気候事情をミックスして、この冬(2025年12月~2026年3月)の桑名の寒さについて徹底解説します。
結論から言うと、**「今年の冬は、スタートダッシュでガツンと寒い」**可能性が高いです!
1. 2025-2026年冬の全体傾向:前半が寒い!
気象庁の最新の季節予報によると、今年の冬のキーワードは**「ラニーニャ現象に近い状態」**です。
- 12月〜1月(冬の前半): 上空の偏西風が南に蛇行しやすく、大陸からの強い寒気が日本列島に流れ込みやすい状態です。つまり、平年並みか、平年より寒い日が続く予想です。特に12月中は厳しい寒さに注意が必要です。
- 2月〜3月(冬の後半): ラニーニャ的な傾向は徐々に解消され、平年並みの気温に戻るか、春の訪れは意外と早い可能性があります。
つまり、**「今(12月)から1月にかけてが寒さのピーク」**と言えそうです。
2. 桑名独自の強敵「鈴鹿おろし」を侮るな
「気温が5℃なら、まあ耐えられるか」
そう思って桑名の冬を過ごそうとすると、痛い目を見ます。なぜなら、桑名には**「鈴鹿おろし」**があるからです。
鈴鹿おろしとは?
三重県北部に位置する桑名市は、西側に鈴鹿山脈を抱えています。 冬型の気圧配置(西高東低)が強まると、日本海側からの冷たい風が山を超え、桑名の平野部へ一気に吹き下ろしてきます。これが「鈴鹿おろし」です。
体感温度は氷点下
風速が1m/s増すごとに、体感温度は約1℃下がると言われています。 桑名は冬場、風速5m/s〜10m/sの風が吹き荒れることも珍しくありません。
- 気温:5℃
- 風速:7m/s
- 体感温度:約 -2℃
数字以上に「痛い寒さ」を感じるのが桑名の冬の特徴です。特に、揖斐川・長良川・木曽川の河川敷沿いや、ナガシマスパーランド周辺(海沿い)は風を遮るものがないため、防寒対策は必須です。
3. 雪は降る?タイヤ交換は必要?
「三重県=暖かい」というイメージを持つ方もいますが、桑名に関しては**「雪は降るし、積もることもある」**と認識しておきましょう。
- 雪のパターン: 日本海側の雪雲が強風に乗って鈴鹿山脈を越えてくることがあります。これを地元では**「雪起こし」**などと呼ぶこともあります。
- 2025-2026年の注意点: 今年は冬の前半に寒気が強い予想なので、12月中にドカ雪が降るリスクがあります。
- 路面凍結: 雪が積もらなくても、夜間の冷え込みで橋の上(揖斐長良大橋や伊勢湾岸道など)は凍結します。
アドバイス: 車移動がメインの方は、スタッドレスタイヤへの交換は必須です。「降ってから変える」では遅いので、12月中旬までには済ませておきましょう。
4. この冬を乗り切る「桑名流」防寒対策
この冬の桑名で快適に過ごすためのポイントをまとめました。
- 「風」を防ぐアウターを モコモコのセーターも大事ですが、一番外側に着る服は「防風性(ウィンドブレーカーや高密度のダウン)」を重視してください。鈴鹿おろしの冷気をシャットアウトすることが最優先です。
- 首・手首・足首をガード 「3つの首」を温めるのは基本ですが、特にマフラーやネックウォーマーは必須。強風で体温が奪われるのを防ぎましょう。
- なばなの里イルミネーションに行くなら「スキーウェア」級で 冬の桑名の観光名所ですが、夜間は極寒です。「街中のデート服」で行くと後悔します。カイロを貼り、厚着をして楽しみましょう。
まとめ:1月までは厳戒態勢で!
2025年12月〜2026年3月の桑名の気候まとめ:
- 前半(12-1月)は「ラニーニャ傾向」で寒気が入りやすく寒い!
- 「鈴鹿おろし」の影響で、体感温度は気温よりずっと低い。
- 雪が降らなくても路面凍結のリスク大。冬用タイヤの準備を。
特に今は12月上旬。これから年末年始にかけて寒さの底がやってきます。 風邪を引かないよう、万全の装備でこの冬を乗り切りましょう!

