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エホバの証人の教え。どうすればセクハラから身を守れますか?教えが守られていなかった。

全世界に約8,500,000人の信者を持つエホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)の信者に対するアンケートで159件の教団内で性被害、ハラスメント被害申告が寄せられたということがわかりました。

新興宗教団がであるエホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)とその性被害、ハラスメントについてまとめてみました。

目次

エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)とはどんな団体?

1870年代にアメリカ合衆国でチャールズ・テイズ・ラッセルを中心に聖書研究グループを作り発足したキリスト教系の新宗教団体です。
世界本部をニューヨーク州ウォーウィックに置き、全世界でものみの塔聖書冊子協会などとして活動してい。

エホバの証人の教義は以下のように説明されています。

  • 神の名:唯一神エホバ(ヤハウェ)を崇拝の対象としています。
  • 神の概念:三位一体を否定し、神の名はヤハウェ、エホバであり、イエス・キリストは神の子であるが全能の神ではなく、エホバに最初に創造された者であるとしています。
         天使長ミカエルがキリストであり、キリストは処刑後、人間としてではなく霊の体として復活し昇天したとしています。
  • 神の王国:神の王国は1914年に、天でイエス・キリストを王として設立され、ハルマゲドン後、楽園を回復する作業を行うのは、ハルマゲドンを生き残った者と復活させられた者たちとされています。
  • 活動:年間行事、聖書教育活動、災害救援、主な行動様式などがあります。

エホバの証人の問題点

  • 教義上の相違:エホバの証人は、キリスト教の主流派(カトリック教会、正教会、プロテスタント)と異なる多くの教理を持ち、その中には重要とされる点もあれば、あまり問題とならない点もあります。多くのキリスト教徒は、エホバの証人の信条の本質は冒涜もしくは異端であると考えています。
  • 新世界訳:新世界訳聖書は、エホバの証人の教理に沿うように聖書の特定の部分を加筆・選別して翻訳していると批判されています。
  • 子どもへの懲罰:エホバの証人の教えに反する行為に対して、子どもに対する厳しい体罰が行われることがあります
  • 輸血拒否:エホバの証人は、聖書の「血を食べてはならない」という教えをもとに、輸血を拒否します。これにより、助かったはずの命が失われる事例が報告されています。
  • 家族との交流の断絶:エホバの証人の教団を脱会した人とは、家族であってもコミュニケーションをとってはならないという取り決めがあります

エホバの証人の教えとは?

  1.   わたしたちは,唯一まことの全能の神であり創造者である方を崇拝しています。その名はエホバです。(詩編 83:18。啓示 4:11)アブラハム,モーセ,そしてイエスもその方を神として崇拝していました。―出エジプト記 3:6; 32:11。ヨハネ 20:17。
  2.  聖書 聖書は,神の導きによって書かれた人間に対するメッセージである,と理解しています。(ヨハネ 17:17。テモテ第二 3:16)わたしたちの信条は,“旧約聖書”と“新約聖書”の両方,すなわち66の書から成る聖書全体に基づいています。ジェイスン・D・ベドゥーン教授はその点に触れ,エホバの証人は「こう書いてあるはずだと決めてかかることなく,聖書という原材料で信条と慣行の体系を築いている」と述べています。  聖書全巻を受け入れているとはいえ,わたしたちは根本主義者ではありません。聖書のある部分は比喩的もしくは象徴的な言葉で書かれており,文字通りに受け取るべきではないことも理解しています。―啓示 1:1。
  3.  イエス イエス・キリストの教えと模範に従い,救い主また神の子としてイエスに敬意を抱いています。(マタイ 20:28。使徒 5:31)ですから,わたしたちはクリスチャンです。(使徒 11:26)とはいえ,イエスが全能の神ではないこと,三位一体の教理には聖書的な根拠がないことを,聖書を通して学びました。―ヨハネ 14:28。
  4.  神の王国 これは天にある実在の政府であり,クリスチャンの心の中にある状態のことではありません。この王国は人間の諸政府に取って代わり,地球に関する神の目的を遂行します。(ダニエル 2:44。マタイ 6:9,10)その時は間近です。聖書預言によれば,わたしたちは「終わりの日」に住んでいるからです。―テモテ第二 3:1-5。マタイ 24:3-14。 イエスは天にある神の王国の王であり,1914年に支配を始めました。―啓示 11:15。
  5.  救い 罪と死からの救出は,イエスの贖い(あがない)の犠牲を通して可能になります。(マタイ 20:28。使徒 4:12)その犠牲の恩恵にあずかるには,イエスに信仰を持つだけではなく,生き方を変え,バプテスマを受けなくてはなりません。(マタイ 28:19,20。ヨハネ 3:16。使徒 3:19,20)人は自分の行動によって,その信仰が本物かどうかを証明できます。(ヤコブ 2:24,26)しかし,救いを自分の力で獲得することはできません。救いは「神の過分のご親切」を通してもたらされるのです。―ガラテア 2:16,21。
  6.   エホバ神とイエス・キリスト,そして忠実なみ使いたちは霊の領域に住んでいます。 (詩編 103:19-21。使徒 7:55)比較的少数の14万4000人だけが天の命によみがえらされ,王国でイエスと共に支配します。―ダニエル 7:27。テモテ第二 2:12。啓示 5:9,10; 14:1,3。
  7.  地球 神は人間の永遠のすみかとして地球を創造しました。(詩編 104:5; 115:16。伝道の書 1:4)神は従順な人々に,地上の楽園で100%の健康と永遠の命を与えてくださいます。―詩編 37:11,34。
  8.  悪と苦しみ それは神のみ使いの一人が反逆した時に始まりました。(ヨハネ 8:44)反逆後に「サタン」そして「悪魔」と呼ばれるようになったこのみ使いは,最初の人間夫婦を説き伏せてその反逆に加わらせました。そのため,子孫には悲惨な結果が臨んでいます。(創世記 3:1-6。ローマ 5:12)サタンが持ち出した倫理的な論争を解決するため,神は悪と苦しみが存在するのを許してこられました。しかし,それが永遠に続くことを許したりはされません。
  9.   人は死ぬと,どこにも存在しなくなります。(詩編 146:4。伝道の書 9:5,10)死者が火の燃える地獄で苦しめられることはありません。 神は復活という手段により,何百億もの人々を死からよみがえらせます。(使徒 24:15)しかし,生き返った後も神の道について学ぶのを拒む人たちは,永遠に滅ぼされ,復活の望みはありません。―啓示 20:14,15。
  10.  家族 わたしたちは,結婚に関して神が定めた最初の規準に固く付き従います。結婚は一人の男性と一人の女性の結びつきであり,離婚の正当な根拠は性的な不道徳行為に限られる,という規準です。(マタイ 19:4-9)そして,聖書の知恵の言葉は家族がうまくやってゆく助けになる,と確信しています。―エフェソス 5:22–6:1。
  11.  崇拝 十字架をはじめ,どんな偶像もあがめることはしません。(申命記 4:15-19。ヨハネ第一 5:21)わたしたちの崇拝の主な特徴は以下の通りです。
    •  神に祈る。―フィリピ 4:6。 聖書を読み,研究する。―詩編 1:1-3。 聖書から学んだ点を黙想する。―詩編 77:12。 共に集まり合って祈り,聖書を研究し,賛美を歌い,信仰を言い表わし,仲間の証人や友人たちと励まし合う。―コロサイ 3:16。ヘブライ 10:23-25。 「王国の……良いたより」を宣べ伝える。―マタイ 24:14。 困っている人たちを助ける。―ヤコブ 2:14-17。 世界的な聖書教育活動を推進するために使用される王国会館その他の施設を建設し,維持管理する。―詩編 127:1。 災害時に救援活動を行なう。―使徒 11:27-30。
  12.  組織 わたしたちは会衆単位に組織されており,それぞれの会衆を長老団が監督しています。とはいえ,長老たちは聖職者階級を構成しているわけではなく,無給で活動しています。(マタイ 10:8; 23:8)十分の一献金もしくは什一(じゅういち)献金はしませんし,集会で寄付集めをすることもありません。(コリント第二 9:7)わたしたちの活動はすべて匿名の寄付によって支えられています。 少人数の円熟したクリスチャンから成る統治体が,世界中のエホバの証人に指示を与えています。彼らは世界本部で奉仕しています。―マタイ 24:45。
  13.  一致 わたしたちは世界中どこでも,信条において一致しています。(コリント第一 1:10)さらに,社会的,民族的,人種的,階級的な差別をしないよう努力を傾けています。(使徒 10:34,35。ヤコブ 2:4)一致していると言っても,個人的な選択の自由がないわけではありません。証人たちは各自,聖書によって訓練された良心に従って決定を下します。―ローマ 14:1-4。ヘブライ 5:14。
  14.  振る舞い わたしたちは何をするにも,私心のない愛を示そうと努力しています。(ヨハネ 13:34,35)輸血をして血を誤用することなど,神が喜ばれない行ないを避けます。(使徒 15:28,29。ガラテア 5:19-21)平和を求め,戦争には加わりません。(マタイ 5:9。イザヤ 2:4)自分が住んでいる国の政府に敬意を払い,神の律法に反することにならない限り,その国の法律に従います。―マタイ 22:21。使徒 5:29。
  15.  他の人との関係 イエスは,「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」と命じました。また,クリスチャンは「世のものではない」とも言いました。(マタイ 22:39。ヨハネ 17:16)ですから,わたしたちは「すべての人……に対して,良いことを行なおう」と努めますが,政治に関しては厳正中立を保ち,他の宗教団体と関わりを持ちません。(ガラテア 6:10。コリント第二 6:14)でも,そうした事柄で他の人たちがどんな選択をするとしても,それを尊重します。―ローマ 14:12。
エホバの証人公式サイト(エホバの証人 ― 公式サイト)より

エホバの証人(ものみの塔聖書冊子協会)内の性被害、ハラスメントとはどんなものであったの?

「ものみの塔聖書冊子協会(エホバの証人)」の元2世信者でつくる団体が、教団内での性被害やハラスメントについてアンケートを実施し、結果をとりまとめました。  
その結果、役職がある信者から未成年が受けた性被害や、性行為を告白するよう強要されたなど、159件の被害申告が寄せらたようです。

性被害の内容は、

  • 信者から性暴力を受けたことがある
  • 衣服の上から、または直接身体を触られた
  • 下着姿や裸を見られた・撮影された
  • 唇や舌などを身体に当てられた
  • 性交渉をさせられた

とのことでした。

エホバの証人でのセクハラに対する教えは?

エホバの証人のHPをみると次のようにセクハラに対する対応の仕方を説いています。

聖書の答え

 聖書の知恵に基づく実際的なアドバイスを紹介します。

  1.  事務的に接する。敬意をこめて親切に同僚に接しますが,なれなれしい態度は避けます。異性からの関心を喜ぶかのような印象を与えないようにします。―マタイ 10:16。コロサイ 4:6。
  2.  慎み深い服装をする。露出の多い服装は,間違ったメッセージを伝えかねません。聖書は「慎みと健全な思いとをもって」装うことを勧めています。―テモテ第一 2:9。
  3.  友を賢く選ぶ。異性の悪ふざけや誘いを大目に見たり喜んだりする人といつも一緒にいるなら,自分も同じような扱いを受けやすくなるでしょう。―箴言 13:20。
  4.  卑わいな話に加わらない。会話が「卑わいな言葉や愚かな話,下品な冗談」に発展したなら,その場を立ち去りましょう。―エフェソス 5:4,「新共同訳」,共同訳聖書実行委員会。
  5.  危険をはらんだ状況を避ける。例えば,これといった理由もないのに残業するように言われたなら,用心しましょう。―箴言 22:3。
  6.  はっきりと意志を伝える。セクハラをされたなら,やめてほしいと当人にはっきり伝えましょう。(コリント第一 14:9)例えば,こう言うことができます。「いつも触られて,とても不快です。やめてください」。当人に手紙を書くこともできます。どんなことをされたか,その時どう感じたか,今後してほしくない事柄を書きます。自分の立場は道徳的また宗教的な信念に基づくものであることを明確に伝えましょう。―テサロニケ第一 4:3-5。
  7.  助けを求める。セクハラが続くなら,信頼の置ける友人や家族や同僚に,もしくは被害者の救済をしている人や機関に,相談しましょう。(箴言 27:9)祈りによって支えを得た人も少なくありません。これまで祈った経験がないとしても,「すべての慰めの神」エホバに祈るなら助けていただけます。―コリント第二 1:3。

 職場でのセクハラに悩んでいる人は大勢いますが,聖書のアドバイスは助けになります。

エホバの証人公式サイト(エホバの証人 ― 公式サイト

以上のように、エホバの証人公式サイトでアドバイスを説いています。

このように公式サイトでもアドバイスを説いているのに、教団内での性被害、セクハラがあったとは矛盾していますね。

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