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諸戸清六(桑名の偉人)※本文書はBardによって書かれています。

諸戸清六は、明治時代に三重県桑名市で活躍した実業家です。諸戸家は、もともと農業を営んでいましたが、清六の父・清九郎が商売に失敗し、身代を潰してしまいました。そのため、一家は住み慣れた地を離れ、米・塩・肥料の採取業をしながら各地を転々としました。

清六は18歳で家督を継ぎましたが、この時受け継いだものといえば布団・衣類・道具と約二十石積の船一隻、そして一千両を越える莫大な借金であったといわれています。しかし、清六は桑名という地の利をいかし、米の買い付けを始めました。そして昼夜問わぬ激烈な働きぶりで、わずか二年ですべての借金を返済したのだった。

財を成した後も、清六は質素な生活を貫き、決して華美に振舞うことをしませんでした。しかし、公共事業への投資には力を惜しまなかった。もともと桑名一帯の井戸水は混和物が多く、飲料水に適さなかったことから、清六は水道施設を独力で設置し(諸戸水道)、一般に開放した。また桑名町内三十箇所以上に消火栓を設けた。このような設備は当時大都市を除いて稀なものであり、全国で七番目であったといわれる。

清六は、桑名の近代化に大きく貢献した人物として、現在でも多くの人々に尊敬されています。

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